先日、女性アイドルグループAKB48のメンバーの柏木由紀さんが、国指定の難病「脊髄空洞症」を患っていることが公表されました。この病気は10万人に1人しかならない病気のようです。とても心配ですよね。
この難病は、果たして治る病気なのでしょうか?また、柏木由紀さんの現在の病状はどうなのでしょうか?まとめてみました。
脊髄空洞症とは
脊髄空洞症とは、脊髄の中に脳脊髄液と呼ばれる液体が溜まり、脊髄が「ちくわ」のような形になってしまう病気です。原因は、後頭部にある小脳が生まれつき脊髄の方へ下に落ち込んでいる(キアリ奇形といいます)ことが多く、脊髄損傷や、脳脊髄神経の癒着を起こすような病気でも起こります。いずれも、脳と脊髄を循環している脳脊髄液の流れが滞ることで空洞ができると考えられています。脊髄は脳の命令を全身に伝える神経線維の束ですから、この部分に空洞ができると感覚障害や運動麻痺が現れてきます。発症年齢は30歳代が最も多くなっています。
引用:日本脊髄外科学会
脊髄空洞症の症状
片手の痛みや温度に対する感覚が鈍くなり、その後、徐々に両手の力が入らなくなる場合が多いです。症状の進行は緩徐ですが、治療せずに放置した場合には、約半数の人が20年以内に下肢にも麻痺が及び、車椅子が必要になると考えられています。
引用:日本脊髄外科学会
20年以内に下股に麻痺が及んでしまう可能性が高く、恐ろしい病気ですね。
早急に治療が必要です。
脊髄空洞症の治療
現在のところ、治療法は、空洞を縮小させる目的する手術しかありません。手術法は空洞が発生している原因により、大後頭孔拡大術と空洞短絡術の2種類を選択します。どちらも全身麻酔での手術です。
引用:日本脊髄外科学会
治すには手術しかないんですね。柏木さんの仕事が一段落したら、休養を取って治療に専念してもらいたいですね。
脊髄空洞症、手術の合併症
機能的には、脊髄などを処置してきますので、脊髄の機能障害(手足のしびれや動きの悪化など)が起きることがあります。
髄液瘻、髄膜炎:脊髄を包む硬膜を切開して手術を行いますが、手術が終わったらこれを縫合してきます。しかし、この中にある脳脊髄液が硬膜の外に漏れ出す場合もあり、髄膜炎などの合併症につながる可能性があります。
引用:日本脊髄外科学会
手術することによって、このような恐ろしい合併症を引き起こす場合もあるようです。
柏木さんが、手術するかどうかについては、専門医の方とよく相談して、経過を見て決定するのが一番良さそうですね。
この脊髄空洞症は、手術で治療できる病気のようですが、さまざまな合併症があるため、手術したら必ず治るという訳ではないようです。やはり難病のようです。柏木さんが心配ですね。
柏木由紀の現在の病状
柏木由紀さんは、自身のインスタグラムで病状について「首がとても痛いときと、少し良くなるときをくりかえしております」「薬の副作用でとんでもない眠気と毎日闘っています。手の痺れは変わらず・・・」「でもとっても元気です!!」と説明しています。
今は、投薬で回復を試みている状態のようです。病気と闘いながら仕事も続けているようなので、病気はそこまで進行している訳ではなさそうです。今後、回復が見込まれなければ、手術ということになると思います。
インスタグラムのフォロワーからは、「無理しないでね。報告ありがとう。」「仕事無理せず、今は健康第一ね。」「頑張れとしか言えないけれど頑張れ。」と応援するコメントが寄せられています。
柏木由紀さんからも応援コメントを受けて「温かいコメントありがとうございます。また何かありましたら報告しますね。」と感謝の言葉を述べていました。
まとめ
かなり大きな難病を患っているんですね・・・。
柏木由紀さんがとても心配ですが、難病に打ち勝てるようにみんなで応援しましょう。
そして仕事は無理をせず、治療を第一に考えて生活していって欲しいと思います。
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